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「EPS」で「株価の上限」を知る方法！！

「EPS」という言葉、難しそうに思えますが、実に簡単な専門用語です。また、「株価の上限」を予想する上でとても役に立つものですので、ここでしっかりと勉強しておきましょう。
「EPS」とは、「1株あたりの純利益」という意味であり、1株1000円の株に対してEPSが100円だとすると、「1株1000円のうち100円が純利益」ということになります。
ではこのEPSをどのように活用すれば良いのでしょうか？次のような方法を試してみましょう。

たとえば、「1株1000円、EPS100円、PER5倍」という銘柄を見つけたとします。「PER」は「株価収益率」であり、数字が低い方が一般的には「お買い得な銘柄」と言えるものですね。
さて、この銘柄に成長が見込めるなら、当然ですが「PER」の倍率も上がってきます。仮にPERが「5倍→10倍」になったとしましょう。
PERが10倍になるということは、EPSも10倍になるということです。したがって、1株あたりの利益も「100円→1000円」になる計算です。
ということは、総合した株価は「もともとの1000円＋EPS1000円＝2000円」ということになり、この銘柄の価格の上限が「2000円ぐらいだな…」と予測できるんですよ。
別の言葉で言いかえると、「この銘柄は2000円になるまでほっておいてもリスクは少ない」と言えます。

いかがですか？これがEPSの賢い活用方法です。「どれくらい上がったら売ろうかな…？」と考えるとき、「上限の目安」が分かれば心強いですよね。
EPSとは、その目安を知る上で欠かすことが出来ない数値なのです。